いのちのはなし

「いのち」を大切に 自分も、そして友だちも

「おなかの中にいた時からたくさんの人たちに大事にされて生まれてきた命を大切にしてほしいこと」、
「友だちも同じように大切に育てられた存在であること」
を子どもたちに伝えたい、知っておいてほしいという思いがあり、
8/21(水)に月組さんに「いのちのはなし」をしました。

1人ひとりに必ずあるおなかの真ん中の穴…「おへそ」。
おへそはお母さんとつながっていた跡です。
赤ちゃんはみんなお母さんのおなかの中にいて、
おへそでお母さんとつながっていました。

お母さんのおなかの中にいた時のお部屋は「いのちの部屋(子宮)」で
洋梨のような形で7~8cmくらいの大きさです。
みんなは小さな小さな卵でした。
その大きさは「砂の粒よりも小さく、粉砂糖の1つぶより小さい
やっと目で見えるくらい」の大きさ。


※中心に極々小さい点(・)をつけています
お母さんのいのちの部屋で守られます。

こんな小さな卵がどうやって今のみんなみたいに大きくなったか、
いのちが始まって1週間から誕生までを絵本でたどりました。

途中で、いのちの部屋の仕組みを説明しました。

赤ちゃんはいのちの部屋の中で羊膜に包まれ、
胎盤とへその緒でお母さんから栄養をもらって大きくなります。

「赤ちゃんが生まれてくる日は赤ちゃんが決めるんだよ」
「いのちの部屋が狭くなるほど大きくなったから出たいよというサインを出すよ」

「狭いいのちの道をグルグル回りながら肩を狭くして、おかあさんと協力しあって生まれてくるよ」

「いのちの道を進んで生まれる以外の方法ではおなかを切る帝王切開もあるよ」

子どもたちは目をキラキラさせながら、真剣にお話を聞いていました。

次に「おへそのあな」という絵本を読みました。

9月2日から産休に入る松井保育士にも来ていただきました。
「おなかに赤ちゃんがいるんだよ」と話すと、
(わぁ…)と小さな声でうれしそうな声を上げる園児もいました。
松井保育士には、赤ちゃんができた時の気持ちや
おなかの赤ちゃんがどんな風に動くかなど
質問に答えていただきました。

1人ひとりおなかを触らせていただきました。
みんなガラスを触るようにそうっと触れています。



絵本「おへそのあな」では、おなかの中の赤ちゃんが
家族の声やいろんな音を聞いたり、
においを嗅いだりしているお話だったので、
おなかに向かって「げんきにうまれてくるんだよ~」
と声をかけました。

おなかに耳を寄せる園児も!
(赤ちゃんの声が聞こえたかな?)

おなかの中にいた時の話、生まれてくるときの話など
是非、お子さんにお話をしてあげてください。

奇跡の連続からの「いのちの誕生」。
大切に育てられ、今ある命。
その命を大切に…
そして、
周りの人の命も大切にできる人になってほしいと
切に願います。

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