令和6年度 とうきょうすくわくプログラムの取り組み テーマ『海』

テーマ:海

 

設定理由

山に囲まれた地域に保育園があり、「海」になかなか触れる機会が少ない。子ども達が「海」に対し興味関心を高く持っているため、様々な活動を通し探究活動を行う。

 

活動スケジュール

① 5/29 話し合い「海にいる生き物ってなんだろう?」

② 6/7 絵画教室「海の絵」を描いてみよう

③ 9/4 図鑑で「海」について調べてみよう

④ 10/18 遠足で「新江ノ島水族館」に行こう

⑤ 10/21 水族館で見た「魚」の絵を描こう

⑥ 1/22 「お魚教室」で、魚の解体ショーを見学しよう(食育)

 

準備したもの

牛乳パック、絵の具、画用紙、筆、筆洗バケツ、パレット、図鑑、クレヨン

 

活動内容

① 海の中にどんな生き物がいるか意見を出し合った

② 講師による絵画指導にて、絵の具を使い「海の絵」を描いた

③ 図鑑を見て、興味がある魚について調べた

④ 水族館へ行き、海の生き物を実際に見て、観察した

⑤ 実際に見たものをクレヨンで描き、表現した

⑥ 魚を食べるにはどのように切ったり、はらわたを取るのかなど実際に見て、「命をいただく」ということを知る

 

 

活動中の子どもの様子

①「海にはどんな生き物がいると思う?」という問いに、「まぐろ」「亀」「ウニ」「カクレクマノミ」「チンアナゴ」「メンダコ」「鮭」「キンメダイ」「いくら」「クラゲ」「メガロドン」「ヒトデ」「チョウチンアンコウ」など様々な生き物の名前が出てきました!「海」に対する興味関心が大きいですね。

②絵画教室の講師の先生が「海の中ってどうなっているかな?」と投げかけると、「深い」「暗い」「水がある」「土や砂もある」と返ってきました。「まずは海の底を作ってみよう」とスタート!

「海は何色の絵の具を使って描きたい?」「青!」と、大きな紙に刷毛で青を塗っていきました。「ここにある4色、白、赤、青、黄の絵の具で、緑色を作るにはどうしたらいいかな?」「茶色は?」と色づくりが続きます。それはまるで実験のようです。色の変化にキラキラと目を輝かせていました。次に、海の中に岩を描きました。スポンジを使い、トントントンとスタンプです。ごつごつとした手触りが感じられるような岩が浮かび上がってきました。岩と岩の間に空洞を作る、楽しい工夫も見られました。ついに海に魚を描きます。牛乳パックに描いた、思い思いの海の生き物をはさみで切りとり、好きな色を塗って、スタンプしました。たちまち海が鮮やかになっていきます。ワクワクした表情で大きな海に魚を泳がせていきました。「見て見て!ここにタコがいるんだよ」「きれいな色になった」と子ども達は喜んでいました。最後に魚に目を入れ、完成しました。

③「絵画教室の時、長い魚を描いたんだ」と、魚の図鑑を見ながら教えてくれた子がいました。「(遠足で)水族館に行くの、楽しみだね」と話すと、「水族館に白イルカいるかな」「サメもいるかな」「いたよ!」「じゃ本物見れるね」と、お友だちとの話が盛り上がり、遠足への期待感が高まっていることを感じました。カサゴのページを見ながら「こっちのカサゴと種類が違うね」と、カサゴにはいろいろな種類がいることに気が付きました。「クラゲ、ヒトデ、イカを描いたよ」と話した子が、図鑑を見て、「ヒトデに腕があるんだ」という発見をしました。「私が描いたのは、この水クラゲだ」と言った子がいました。「クラゲが魚を食べてるね。(魚が)クラゲのご飯って、私知ってるよ」(主にはプランクトンを食べるそうです)「何を食べるのか?」と、図鑑を見る中で考えを広げていきました。

図鑑で見た魚を、ライトテーブルの上で作っています。きれいですね。

 

④遠足へ。ドキドキワクワクで出発しました!水槽が目の前に現れると「わぁ!」と子ども達の目は釘付けに。「魚が軽く動いてる!」という声が聞かれ、発見を楽しみました。イルカショーでは子ども達は歓声を上げて喜びました。「クマノミがいた!」という声や「ハンマーヘッドがいなかった。」という気づきの中で、海の生き物の種類について興味を持ち、良く覚えていることが分かりました。クラゲ、ウミガメなどの観察もしました。

⑤「遠足の思い出」の絵を描きながら、ある子が言いました。「イルカショーを描いたよ。横にイルカが飛び込んだり、上からぐるぐる回って落ちたんだよ。最後がすごくて、イルカがすごく大きかったんだよ。水が深かった。」と実際のイルカの大きさを体感し、驚いていました。「イルカがキーって言っていたね」と話す子もいました。

クラゲを描いている子もいました。「クラゲが壁に写ってきれいだった。クラゲは毒があるって書いてあったよ。オレンジや水色、黄色、灰色もいたよ。」と特徴や種類について学んだ子がいました。また別の子は「クラゲの上が光っていて、びっくりした」と、友だちの絵を見て話していました。

 

⑥青梅市内の山下水産さんに魚の解体ショーをしていただきました。「どんな魚を知っているかな?」と魚屋さんに聞かれると、マグロ、サーモン、ブリ、サバ、モジャコと積極的に答えていました。クーラーボックスから魚を出して見せてくれると、歓声が上がりました!あじ、いわし、たら、あんこう、キンメダイ、ブリなど、目の前にはたくさんの魚が。「キンメダイの口は何で大きいと思う?」「エサだと思う物をたくさん口に入れるためなんだよ」と教えてもらい、子ども達はよく聞いていました。特にアンコウに興味津々で、じっくりと観察していました。目はゼリーみたい、プルプルしてる、歯がすごいよなどの発見がありました。「魚の大切な命をいただいているからできるだけ残さず食べましょう。そうすると大きくなっていくからね。」と教えていただきました。マイクロスコープを使って、魚の観察もしました。貴重な体験となりました。

 

 

ふり返り

子ども達の海に対する興味関心が高かった。「海には魚だけでなくいろいろな生き物がいる」という気づきから始まり、その種類への関心、そしてその生き物の特徴を知ろうと図鑑を見たり魚屋さんの話を聞いたりして、「知る楽しさ」を子ども達が感じながら取り組むことができた。

 

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