令和6年度とうきょうすくわくプログラムの取り組み テーマ『かぶとむし』

テーマ:かぶとむし

 

設定理由

園で長年飼育しているカブト虫に注目し、何もいないように見える土の中から小さな命が育っていく様子、また変態し、食べるものや形が変わっていく様子を観察し、探究していった。

活動スケジュール

①4/15 小さな幼虫の発見

②5/7 お世話をしながらの観察

③5/9 幼虫の大きさ調べ

④5/13 顕微鏡を使うと

⑤6/5さなぎの観察

⑥7/2 成虫の観察と絵画

準備したもの

カブト虫ゼリー、マット他、デジタル顕微鏡、図鑑、クレヨン

活動内容

①土の中に小さな幼虫を見つける

②幼虫が育っていき黒い糞がたくさんあることを発見する

③大きく育った幼虫を触ってみよう。大きさを測ってみる

④顕微鏡で見てみよう

⑤変態後の成虫を観察し、描いてみよう

活動中の子どもの様子

①土の中を見てみようと飼育ケースの中の土を掘ってみると「なんか白いのがいる」と子どもたち。1人の子が「カブトムシの幼虫じゃないの?」と教えてくれた。まだなんの幼虫かわからないということで、しばらく様子を見ることにした。飼育ケースを見ては「幼虫いるかな」と観察していた。ケース越しからでは見れないためケースを動かしたり、叩いたりする姿が見られた。「お家だから動かしたらダメだよ。びっくりしちゃうよ」と教えてくれる子がいたので、どうやって観察したらいいか話し合うことにした。ケースは触らないで静かに見ることが約束となった。

 

 

 

 

②ある日、静かに飼育ケースを観察していると「なんか、黒いのがある」と教えてくれたので、みんなで見てみる。「ほんとだ。なんだろう」と言いながら、数日様子をみていると黒いものが増えてきた。調べてみようと図鑑を持ってくる子もいたが、その図鑑ではわからなかった。次の日、お家の人に聞いてきた子が糞だということを教えてくれた。「えーうんち!きたない」という子もいたが、「大丈夫だよ」とケースのふたを開けてカップですくい掃除してくれる子がいた。その後、お当番がお世話することになった。

③飼育ケースから幼虫が観れるようになった。時々動き、「動いた!」と喜ぶ子どもたち。ちょっと触ってみようということになり土から出してみた。保育士が手の上にのせ、見せるとキャーッ、むり~と逃げだす子もいたが、大丈夫だよ座って観てみようと伝えると観察を始めた。「なんか白いとこもあるけど、ここは黒いよ」「口みたいなところがある」「これ、足かな」と気付いたことを伝えていた。「ずっと丸まっているね」と丸まった状態の上から定規を当ててみて大きさを測ってみた。5センチ位だねと保育士が伝えると「おおきい!でもなかなかまっすぐならないね。測れないよね~」「土の上に置いてみたら?」と置いてみると…少しのびたので定規を当ててみて7~8センチほどありそうなことがわかった。やっぱり触ってみると1人の子が言い、手にのせてみた。口のあたりを動かしていたので「なんか、くすぐったいよ」とみんなに教えていた。1人の子は手にのせ触れたが、他の子はやはり触るのは嫌がっていた。

 

④顕微鏡で観てみることにした。モニターに映ると「わぁ大きい」としばらく観ていると目で観ていてもわからなかった毛が体に生えていることを発見した子どもたち。口がある、手(足)もあるね、など確認している様子が見られた。

⑤さなぎ、カブトムシの成虫の絵を描いた。成虫になると手にのせられないが指でちょんと触れるようになり観察しながら触る姿も見られた。さなぎの時のツノを覚えていたようで、ツノを指差し「ここがさなぎの時と一緒だ!」と言っていた。

ふり返り

虫が苦手で近くにいられなかった子が、長期間の飼育・観察によってお世話したり、触れてみようとしたり、少しだが触れられるようになったりすることができた。今年度は早くさなぎになり、成虫になるのも早かったため、死んでしまうのも早いカブトムシもいた。卵は見せることができなかったが、幼虫から育てて愛着も湧き、生き物に優しくする大切にすることなどをこちらが伝えなくても子どもたちで気付くことができたのではないかと思う。また子どもたち同士で話すことで疑問を持ち調べることで学べることも理解できたのではないかと思う。

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