自分の、友だちの『たいせつな「いのち」』(R8.3.9)
卒園式を目前に控え、
「おなかの中にいた時からたくさんの人たちに大事にされて生まれてきた命を大切にしてほしいこと」
「友だちも同じように大切に育てられた存在であること」
を伝えたく、月組さんに「いのちのはなし」をしました。

1人ひとりに必ずあるおなかの真ん中の穴…「おへそ」。
おへそはお母さんとつながっていた跡で、
赤ちゃんはみんなお母さんのおなかの中にいて
おへそでお母さんとつながっていました。
お母さんのおなかの中にいた時のお部屋は「いのちの部屋(子宮)」で
洋梨のような形で7~8cmくらいの大きさです。


みんなは小さな卵でした。
その大きさは「砂の粒よりも小さく、粉砂糖の1つぶより小さい
やっと目で見えるくらいの大きさ」で0.13㎜と言われています。
※中心に極々小さい点(・)をつけています
お母さんのいのちの部屋で守られます。
こんな小さな卵がどうやって今のみんなみたいに大きくなったか
いのちが始まって1週間から誕生までを絵本でみてみました。

「いのちってスゴイ!赤ちゃんの誕生」大葉ナオコ 素朴社
途中でいのちの部屋の仕組みを説明しました。
赤ちゃんはいのちの部屋の中で羊膜に包まれ
胎盤とへその緒でお母さんから栄養をもらって大きくなります。

「今、泳げないお友だちもお母さんのいのちの部屋のお水の中にプカプカ浮いていたんだよ」
「いのちの部屋で指しゃぶりをして、誰にも教えられなくてもおっぱいを飲む練習をしていたんだよ」
「赤ちゃんが生まれてくる日は、赤ちゃんが決めるんだよ」
「いのちの部屋が狭くなるほど『大きくなったから出たいよ』というサインを出すよ」
「赤ちゃんは頭の形を変えたり肩を狭くして、狭いいのちの道をグルグル回りながら、おかあさんと協力しあって生まれてくるよ」
いのちの道(産道)の広さは、10cmくらい。

「赤ちゃんって、すごいね!!」という声があちこちから聞こえてきます。
「みんなは、そんなスゴイ赤ちゃんだったんだよ」と伝えると、ハッとした表情です。
いのちの道を進んで生まれる以外の方法では
おなかを切って、いのちのトンネルを開ける帝王切開もあることもお話しました。
次に「おへそのあな」という絵本を読みました。

「おへそのあな」長谷川義史 BL出版

次の日、園内のラウンドで月組の部屋に行くと、
「昨日の話ママとしたよ!すご~く痛かったって言ってた。」
「へその緒のはなし、したよ!」
僕も、私も話したよ!!とお話をしてくれるお友だちがいっぱいいました。
難しいお話になってしまったかな、どこまで伝わったかな…と反省をしていたところでしたが、
そんなことも吹き飛び、ご家庭でもいのちのはなしの続きができていたことを大変うれしく思いました。
おうちの方から、おなかの中にいた時の話、生まれてくるときの話、赤ちゃんの頃の話など
是非お子さんにお話ししてあげてください。
きっと愛おしい、暖かい時間が流れることでしょう。
今ある「いのち」、これまで大切に守られてきました。
これまで守られてきたことに感謝しようと伝えました。
自分の命も、友だちの命も『1人に1つだけ』です。
ナースからのメッセージ、届いていますように。


